ブロックチェーンやAIという言葉をよく聞くようになりましたね。
では、ブロックチェーンは一体どんなものなのでしょうか?
ブロックチェーンとは情報や記録を管理するための技術です。
では、
ブロックチェーンにはどんなメリットやデメリット、どこで使われているのでしょうか。
これからはブロックチェーンやAIの時代です。
ブロックチェーンの技術を使ってこれからどん世界が待っているのか考えて見ましょう。
ひょっとしたら「こんなこともできるな〜」とあなたが技術者になるかもしれませんね。
【高校生でもわかる】ブロックチェーンやビットコインってどんなもの?仕組みや特徴を紹介!
ブロックチェーンは情報や記録を管理する技術の一つです。
ブロックチェーンはビットコインで有名になりました。
ビットコインで有名になったため仮想通貨の技術と感じているあなた。
ブロックチェーンは仮想通貨だけの技術ではありませんよ。
ブロックチェーンは、4つの技術から成り立っております。
- 自立分散型台帳技術
- 暗号化技術
- コンセンサスアルゴリズム
- P2P
この4つです。
新しい技術と言うより今まであったものを組み合わせた技術です。
ブロックチェーンを開発したのは「サトシ・ナカモト」と言われてます。
名前から日本人のイメージも強くありますが実際には不明のようですね。
しかし、日本人のわたしたちには馴染み深いと言うより親しみがありますよね。
ブロックチェーンの技術は個人を尊重しつつ群衆や集団などチーム力としての成果を主体として来た日本人らしい技術です。
次世代を知る上でも、ブロックチェーンの技術がどの様な物なのかをを知って置きましょう。仕組みを知ると、案外簡単です。
ブロックチェーンの代名詞である自立分散型台帳技術を紹介!

分散型台帳技術はブロックチェーンで一番核となる技術です。
従来のシステムは中央集権型システムと呼ばれています。(上部左)
インターネットも同様でサーバーにアクセスをして情報を集めたり記録したり一箇所に集めて行うシステムが中央集権型のシステムです。
ブロックチェーンは分散型台帳と呼ばれ、各パソコンやスマホなどすべてに記憶されるのが分散型台帳の特徴です。全員でデータを保有しているのと同じですね。
ここで大きな違いは、
一箇所にデータ保存をしたり管理をしている中央集権システムだと、不正アクセスやデータを書き換えられてしまうケースが多くあります。
分散型台帳の場合は、例え一箇所で不正アクセスやデータを書き換えられても別の台帳と比較をして正しいデータに戻ってしまいます。
さらに信用されるデータは最もデータ量(計算)が多きデータを信用するように作られています。ビットコインの取引は全世界で行われているため、個人が不正でデータ改ざんを行う場合に全世界を相手により多くのデータを取り扱わなければなりません。
事実上不可能と言われている理由は
- データを分散型で共有してみんなで共有。
- 一番多くのデータ(計算)が信用されるデータと定義付。
となっていますよ。
<参考>ブロックチェーンの51%ルール
ブロックチェーンには51%ルールというものがあります。
簡単に説明するとみんなでデータを保存して書き換えられても正しい本来のデータに戻ることになっていますが、100台あるパソコンの51台を同時に書き換えた場合は書き換えた後のデータが正しいデータと判断されてすべてのデータが書き換えられてしまうということです。
メリットとデメリットは、
中央集権システムのメリットは管理がしやすいことですね。
システムのバーションアップもサーバーをバーションアップするだけで済んでしまいます。
デメリットはセキュリティーに弱いことです。
サーバー本体を攻撃されるとシステム障害を起こしたり、特には通信障害で利用ができない場合も起きてしまいます。
分散型台帳のメリットはセキュリティーに強いことです。
セキュリティーシステムがなくても全員でデータを保存して管理しているので運用が進めばそれだけセキュリティーも高くなります。
デメリットは管理者がいないため、すべて自己責任になります。
暗号化技術

暗号化技術はメールやインターネット環境でもすべて使われております。
メールを送る場合は、メール内容をわからないように暗号化します。
暗号化した後で送信を行い、メール内容を読むために復号化して読める文字に復元されます。
馴染み深いのは、プリンターで文字化けしてしまったと言う事は良くあるのではないでしょうか。これも、プリンターにデータを送る時には暗号化されておりますね。すべての事に暗号化技術は使われておりますので、どの様な暗号を使うかは個人の自由でもあります。
コンセンサスアルゴリズム
コンセンサスアルゴリズムは皆んなが認めて承認されるということです。
今までのインターネット環境は大きなサーバーが一つあり、そのサーバーが許可したモノがアクセス出来ると言う仕組みです。
ブロックチェーンは一つのサーバーではなく、繋がっている個人のPCがサーバーと捉えて下さい。その皆が了承して初めて許可が出ると言う仕組みです。
P2P
このP2Pと言うシステムは、少し前に動画サービスでも流行った技術ですね。 ファイル共有ソフトで、「誰か、この動画持っていないですか?」と個人個人で動画やファイルのやりとりを行えたサービスです。今までは、サーバーという概念から一箇所の大きなサービスから誰もがダウンロードを行いサービスを受けておりましたが、個人間でサービスの提供が出来たというのは画期的なサービスでした。この技術も日本で開発されたサービスです。
4つの神器
これからの時代を見据える上では、4つの神器を知る事が必要です。 この4つの神器を知る事で、これからの時代の流れや無くなってしまう仕事、発展する仕事が見えて来ます。4つの神器は
- IoT
- クラウド
- ブロックチェーン
- AI
この4つです。 IoTとは、Internet of Things(モノのインターネット)の略ですね。インターネット経由でセンサーと通信機能を持ったモノ達をすべて繋いだテクノロジーです。最近では靴でもありますね。走ったら脈拍だとか健康状態も管理してくれます。スマホやスマートウォッチもそうですね。
クラウドも馴染み深いのではないでしょうか。携帯で電話番号簿も今はクラウドに保存して置くと新規で購入してもデータ移行は楽ですね。中には、会社のサーバーもクラウドにしていると言う会社も多く存在しております。実は、このクラウドサービスは世界で制圧した企業はAmazonだと言う事をご存知でしたか?クラウドとして提供すると言う事は、提供側であるAmazonは、企業がどの様なファイルを使っているのかと言う事も全て分析する事が可能だと言う事です。分析が出来れば、サービスとして色々なもの提供する事も可能ですね。これがクラウドサービスを行うメリットの一つです。Amazonは、神器の一つを抑えていると言う事ですね。
AIは人工知能ですね。 ブロックチェーンも含め、4つの神器は連携しております。
- IoT:データを集める。
- クラウド:データを保存
- ブロックチェーン:データを管理するシステム
- AI:データの使い方を考える
現在、GAFAに対抗するためにはブロックチェーンが一番の対抗策と言われている位に重要なシステムです。理解を深める事が大切ですよ。
ビットコインってどんなもの?
ブロックチェーンなどの暗号化技術は文章やデータを安全にネットワーク間で送受信するための技術です。
ブロックチェーンを利用してデジタル・ゴールド(暗号の金)を送受信する仕組みそのものがビットコインです。
ビットコインの特徴は
- 金(ゴールド)と同じで発行枚数(2,100万枚:総量)が決まっている。
- 個人間で送金することができす。
- 改ざんすることができない。
という特徴があります。
ビットコインが仮想通貨として価値が上がっている理由はを金(ゴールド)を例にして考えてみましょう。
- 紙幣は熱に弱く火災などで燃えてしまいますがゴールド(金)は熱に溶けて形は変えてしまっても質量は変わりません。
- 金(ゴールド)は天然資源同様であるため地球上で採掘される量も決められています。
- 資産として削って紙幣と交換したり通貨としての役割を果たします。
- 持っているだけで価値も上がります。
これだけでもビットコインの特徴とよく似ていますね。
金(ゴールド)の様に総量が決まっているのは、地球上に埋まっている金(ゴールド)は、増えることもなく総量が決まっております。これと同様にBitcoin(ビットコイン)も、総量は2,100万枚と発行される枚数は決まっております。発行枚数が決まっているため、紙幣の様に発行し過ぎてインフレを起こしてしまうという事もありません。更に、国家が破綻しても、Bitcoin(ビットコイン)自体は世界共通の資産と代わりないため、価値が下がってしまうということもありませんよ。
個人間で送金もできるので銀行口座を持つ必要もありません。
発展途上国では銀行口座を持っていない場合も多いので大変便利です。
手数料の高い国際送金システムを利用する必要もありませんね。
まとめ
ブロックチェーン自体は、ビットコイン派とシステム派に大きく解れております。 その理由は、サーバーのシャットダウンにありますね。ブロックチェーンは、例えどの様な繋がりを見せたとしても、全ての個人の繋がりであるPCがシャットダウンしてしまえば、システムが無くなってしまいます。ビットコインは、その様な事とならない様に、取引時に行われた手数料を各個人の繋がりで承認した者に支払われる様にしたと言えば解りやすいのではないでしょうか。 要するに、すべてのPCがシャットダウンされた際に、最後の1台であった場合は、世界各国で行われた取引の手数料が入ると言う事ですね。これでは、誰もPCの電源を落としません。これがシステムを維持している仕組みの一つです。